テキスト/物語はすでにある。その舞台には観客が思わずクスッと笑ってしまうようなおかしな要素がある。そして人が死に対峙するギョッとするような瞬間も。人にはそもそも目に見える外側と目に見えない内側がある。その複雑さを大切にしながら、俳優の持っている身体や感情、物語や言葉の力を組み合わせ演劇作品にする。
Potluck Theaterの島貴之は舞台の上でコラージュする絵描きである。

⦅ Potluck Theater ⦆

Potluck Theater (ポットラックシアター)は演出家である島貴之を中心として、石川県にて設立された演劇団体である。
テキストに独自の光を当てた多層的で美しい作品の評価が高い。
地方での制作のメリットを最大限に有効活用した企画・創作をし、金沢市のみならず様々な地域で公演を行う。
またワークショップなどを開催し、人材育成・新たな観客の獲得にも積極的に取り組む。
演出家:島貴之は俳優の演技こそが、演劇の中心にあるべきだと考えている。


最新の情報はSNS上で共有されておりますので、是非ご確認ください。

⦅ Member ⦆

Nice to meet you !

島 貴之 | Takayuki Shima

演出・代表

シアトル生まれ石川県金沢育ち。
1998年 NHKプロモーションアクターズゼミナール(本科)卒業。
2006年 劇団aji(東京)を立ち上げ、以後主催公演を年に2~3回開催。
2013年 「紙風船」で利賀演劇人コンクールにて優秀演出家賞受賞。
2016年 東京芸術祭アジア舞台芸術人材育成部門・国際共同制作ワークショップに演出家として招聘。
2017年 アジア演出家フェスティバルで日本代表の若手演出家として「人形の家」を上演。
2018年 東京から石川に移住し、以後金沢を拠点に活動している。
利賀インター・ゼミ、石川県高文連演劇専門部演劇講習会にて講師を務めるなど演劇の裾野を広げる活動もしている。

May all be happy !

梨瑳子 | risako

女優

東京都生まれ埼玉県出身。
16 歳でインプロを学ぶ。
18 歳で単身NYに渡り、SUNY Rockland Community College Associates of Arts in Performing Arts Theatre 卒業。
渡米後、マイズナーテクニックメソッド演劇を学ぶ。
2013年 ミュージカル"HAIRSPRAY”@The Rose Theater NYにTammy 役で出演。
2014年 東京に拠点を移し、舞台を中心に活動。
東京のみにとどまらず、北九州、静岡、埼玉、富山、金沢など、地方公演や地方に滞在しての創作も精力的に行う。
主な出演 北九州芸術劇場プロデュース公演「しなやか見渡す穴は森は雨」/
一人芝居「うっかりキスをして~DO EAT APPLES, EVE!」他。
2019年 全米ヨガアライアンスRYT200を取得しヨギーでもあり、yogaのインストラクターもしている。
また、旅を愛し、国内海外問わず住むように旅をしている。

時田 光洋|Mitsuhiro Tokita

俳優

東京出身。
イギリスでテアトル・ド・コンプリシテやサム・メンデスの舞台を見て感動し、舞台芸術の世界へ足を踏み入れた。
Potluck Theaterの島貴之氏とは『紙風船』(岸田國士、利賀演劇人コンクール)をはじめとして、中高生とのプロジェクト『MATKA 「母」』(チャペック、金沢海みらい図書館)や、カミュの『正義の人びと』とワイルドの『幸福の王子』などのテキストを構成演出した『お暇をこじらせてⅡ』(金沢21世紀美術館、こまばアゴラ劇場)など多くの作品に出演。
他にも蜷川幸雄、矢内原美邦、現代演劇の若手演出家からF・プリオヴィユなど海外の演出家作品、シェイクスピア、ベケット、木下順二や清水邦夫の戯曲作品などに出演している。
2012年まで万作の会で狂言に関わる。野村萬斎に師事。古典狂言や『まちがいの狂言』、『アテネのタイモン』などにも出演。
2014年には自身の企画、演出でカミュのles Justesを『正しい人々』としてリーディング上演もしている。
さまざまな考え、身体の人々が集まり一つの作品を創ろうとする舞台芸術に魅入られ、その可能性を信じている。