太宰治の様々な文芸作品を構成して舞台化します。
待つ|秋風記|猿ヶ島|かすかな声|葉|きりぎりす|ヴィヨンの妻|美男子と煙草|女生徒|悶々日記|燈籠|一つの約束|走れメロス|チャンス|など
読者に共感と慰めをもたらす登場人物たちの姿を、彼らが生きたひとりひとりの”その日”を集めて、OSAMU ANTHEM(応援歌)として綴ります。悩みや困難に直面する”いま”の私達の為に。
やさしくて、かなしくて、おかしくて、気高くて、他に何が要るのでしょう。(『晩年』に就いて)
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人間は、みな、同じものだ。なんという卑屈な言葉であろう。(「斜陽」)
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人間三百六十五日、何の心配も無い日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。(「 ヴィヨンの妻」)
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文化と書いて、それに文化(ハニカミ)というルビを振ること、大賛成。私は優という字を考えます。これは優(すぐ)れるという字で、優良可なんていうし、優勝なんていうけど、でももう1つ読み方があるでしょう?優(やさ)しいとも讀みます。そうしてこの字をよく見ると、人偏(にんべん)に、憂ふと書いています。人を憂へる。ひとの寂しさ侘しさ、つらさに敏感な事、これが優しさであり、また人間として一番優れている事ぢゃないかしら、さうして、そんな、やさしい人の表情は、いつでも含羞(はにかみ)であります。私は含羞で、われとわが身を食つてゐます。酒でも飲まなけや、ものも言へません。そんなところに「文化」の本質があると私は思ひます。「文化」が、もしそれだとしたなら、それは弱くて、敗けるものです、それでよいと思ひます。私は自身を「滅亡の民」だと思つてゐます。まけてほろびて、その呟きが、私たちの文学ぢやないのかしらん。(手紙・河盛好造 宛)
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愛は、この世に存在する。きっと、在る。見つからぬのは、愛の表現である。その作法である。(「思案の敗北」)
太宰 治
本名:津島 修治(つしま しゅうじ)、1909年〈明治42年〉6月19日 - 1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。左翼活動での挫折後は、自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、第二次世界大戦前から戦後にかけて作品を次々に発表。主な作品に『走れメロス』『津軽』『人間失格』がある。没落した華族の女を主人公にした『斜陽』はベストセラーとなる。戦後はその作風から、坂口安吾、織田作之助、石川淳、檀一雄らとともに新戯作派、無頼派と称された。
出演
時田 光洋
梨瑳子
OSAMU ANTHEM(オサムアンセム)-Osamu Dazai Remix-
構成・演出:島 貴之
出演:時田 光洋、梨瑳子
日時:
8月1日(木) | 19:00〜 |
8月2日(金) | 19:00〜 |
8月3日(土) | 13:00〜/18:00〜 |
全4回公演・各回定員30名
※開場は開演の20分前、受付は開演の30分前
会場:スタジオ犀
〒920-0867 石川県金沢市長土塀3丁目24−28
※会場に駐車場はございません。お手数ですがお近くのコインPをご利用ください。
料金:(全席自由席)
一般前売 3,000円(一般当日 3,500円)
高校生以下前売 1,000円(高校生当日 1,500円)
オサム割 1,000円(お名前が“オサム”の方、漢字は問いません。※ご来場時、お名前のわかるものをご提示ください。)
応援チケット 5,000円
小学生 無料
※未就学児入場不可
チケット予約:
・Peatixでのご予約・決済(下の緑のボタンよりご予約・決済できます。)
・メールでのご予約:po10lucktheater@gmail.com
件名を【オサムアンセム申込】とし、お名前(フリガナ)・日時・券種・枚数・連絡先を記載の上、送信ください。
返信メールを持ちましてご予約完了となります。当日、受付にて現金でのお支払いとなります。
チケット発売日:2024年7月1日(月)10:00より受付開始
お問い合わせ:po10lucktheater@gmail.com
主催:Potluck Theater
舞台監督:本庄亮
協力:劇団アンゲルス、西よしお
助成:アーツカウンシル金沢